株式投資を始めたばかりの人にとって「どの銘柄を選べばいいのか?」は大きな悩みですよね。その中で、多くの投資家から注目を集めているのが「連続増配株」です。
この記事では、連続増配の意味や魅力、初心者でも分かりやすい具体的なメリットを解説していきます。
連続増配とは?
連続増配とは、毎年、継続して配当金を増やし続けている企業のことを指します。
例えば、ある企業が昨年は1株あたり50円の配当を出し、今年は55円、来年は60円…というように、毎年少しずつ配当を増やしているケースです。
「配当が増える=株主を大切にしている」ことの証でもあり、企業の安定性や成長性が評価されるポイントになります。
連続増配株の魅力
1. 配当金が雪だるま式に増えていく
最初は少額でも、連続増配を続けていく企業に投資していれば、数年後には配当金が大きく増えます。
まるで「雪だるま」が転がりながら大きくなるように、資産形成のスピードが加速していきます。
2. 不況に強い企業が多い
何年も配当を増やし続けられる企業は、景気の波に左右されにくい安定したビジネスモデルを持っていることが多いです。
景気が悪い時でも増配を維持できる力は、投資家にとって安心材料になります。
3. 株価下落時にも心の支えになる
株式投資では、株価が下がる局面も必ずあります。
しかし、連続増配株であれば「配当金は増えているから焦らなくていい」と心に余裕が持てます。これが、初心者が長期投資を続ける大きな助けになるのです。
連続増配株の代表的な例
日本では花王やキッコーマン、アメリカではコカ・コーラやP&Gなど、数十年にわたり増配を続けている企業があります。
こうした企業は「配当貴族」「配当王」と呼ばれ、世界中の投資家から支持を集めています。
初心者が注意すべきポイント
連続増配株は魅力的ですが、注意点もあります。
- 配当性向(利益に対する配当の割合)が高すぎないか?
無理な増配は長続きしません。 - 業績が安定しているか?
赤字続きの企業が増配を続けるのは難しいです。 - 株価が割高すぎないか?
人気が集まりすぎて株価が高くなりすぎているケースもあります。
「増配している=必ず儲かる」ではなく、企業の中身も見極めることが大切です。
まとめ
連続増配株は、
- 配当が毎年増えていく楽しみ
- 景気に左右されにくい安定感
- 株価下落時の心の支え
といった魅力を持つ、初心者におすすめの投資対象です。
「株価の値上がり益だけに頼らず、じっくり資産を増やしたい」人にとって、長期的に心強い味方になってくれるでしょう。

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